カナダ・オンタリオ州のハイテク投資、雇用創出に大きく貢献 大学発のデジタルメディアベンチャーが次々と誕生
オンタリオ州のライアソン大学(Ryerson University、トロント)内にあるデジタル・メディア・ゾーン(Digital Media Zone: DMZ)では、若手起業家がデジタル・メディア分野のイノベーションとソリューションに取り組み、オンタリオ州のハイテクの未来を推進しています。DMZは最先端デジタル技術の有力インキュベーターとして、2010年4月にオープンして以来、これまでに14社の企業の立ち上げを支援し、新たに65名の雇用を創出しました。
「オープン・オンタリオ・プラン」の一環として実施
DMZは、ビジネスと雇用を創出する教育とイノベーションの融合モデルとなっています。中等教育以降の教育への投資と雇用創出の奨励は、より強力な経済成長を目指す同州の「オープン・オンタリオ・プラン」の一環として実施されています。
DMZで開発され、現在、市場に流通している製品には、スマートフォン等モバイル・デバイス用(iPhone、iPod touch、iPad対応)写真共有アプリケーション「Burstn」(日本語版あり)、パリ地下鉄交通システム向けサービス・アプリケーション「Mobile Transit Companion」、ソーシャル・バイイング(共同購入)サイト・プラットフォーム「TeamSave」などがあります。
※1 Digital Media Zoneについて
DMZは、ライアソン大学内に設けられたデジタル・メディアのインキュベーションセンターで、学生や卒業生など若手起業家が、共にイノベーションを進め、協働し、製品・サービスを市場投入する場です。DMZでは、事業計画、投資家へのプレゼンテーション、出資、特許などに関する情報やアドバイスの提供など、ビジネスのアイデアを育成し、若手起業家が事業化するためのリソースが豊富に揃っています。2010年4月のオープン以来、DMZ支援により14社が立ち上げられました。
関連リンク
オンタリオ州政府サイト http://www.gov.on.ca/
オンタリオ州政府経済開発貿易省(Ministry of Economic Development andTrade)サイト http://www.InvestinOntario.com