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ソーシャルネットワークを利用した社会貢献をスタート 『 ヨーロッパ5カ国 3000店舗対象にて 位置情報割引サービス「Facebook Deals」に参加決定― 』

 2011年1月31日、世界120カ国に進出するイタリアのアパレルブランドベネトンは、位置情報を使ったサービス「Facebook Deals」http://www.facebook.com/deals/ をヨーロッパ5カ国(約3000店舗)―イタリア、フランス、ドイツ、イギリス、スペインにて開始する事を発表しました。

 スマートフォンを所有し、インターネットが使える環境にある方ならどなたでも、アプリケーションである「Facebook Places」を使用して自分の位置を「チェックイン」し、自分のFacebookフレンドに自分がどこにいるか知らせる事が可能です。(現在世界中で2億人もの人が携帯電話からインターネットを使うことができます。) また、上記5カ国にてリアルタイムで近くのベネトン及びシスレーショップの特別割引情報などのニュースやスペシャルイベント・プロモーションのインビテーションを入手する事が出来ます。

対象3000店舗に1人チェックインするごとに2ユーロを寄付します。

 このオンラインサービス開始に伴いベネトン社は、2011年2月1日より1ヶ月間チャリティ形式を取り、対象3000店舗に1人チェックインするごとに2ユーロがアーキテクチャー・フォー・ヒューマニティ(Architecture for Humanity)が施設のデザインを手掛ける、スラムス・インフォーメーション・ディベロップメント・アンド・リソースセンター(Slums Information Development And Resource Centres (SIDAREC)へ寄付されます。

 Architecture for Humanityとは、建築の力によって社会的な課題の解決に利用する取り組みを行う非営利団体です。SIDARECとは、ナイロビのムクルにある貧困地域にて若者の為にテクノロジーとメディア施設を建設するNPO法人です。

 このセンターではテクノロジーやコンピューターの授業や、医療業務、幼児期発達プログラム、そしてラジオのレコーディングスタジオも完備しています。99.9 Ghetto FMは、ムクルに住む65万人以上の若者、そしてインターネットを通じて世界中の人々へ届けられています。

ベネトンとFacebookのコラボレーションにおける背景

 ベネトン社の企業理念である「革新的・若者への興味・グローバルな試み」に基づいてFacebookとコラボレーションする事になりました。ベネトンは新しいブランドコミュニケーションと革新的なマーケティングモデルを作る中心手的な役割を担い、急速に変化する社会に対応するべく、新たなメディアとハイテク機器を用いてグローバルなネットワークに対応しています。

 これまでベネトンはソーシャルネットワークを含めた、幅広いメディアに関わる数々の非営利団体、国際組織、情報通信や社会問題意識を支持してきました。

 今回のFacebook Dealsに関しても商業及びマーケティングツールとして利用されるものですが、チャリティ活動としても使用出来る点があり、ベネトンブランドとしての「社会的アイデンティティ」と一致する事から参加することになりました。チャリティの寄付先である団体は、地域コミュニティのウェブコネクションとソーシャルネットワークを発達させる、というミッションの元に始動しているプロジェクトであり、ベネトンはこのプロジェクトに貢献できることを幸せに思っています。

関連リンク

ベネトン ジャパン株式会社 http://www.benetton.co.jp/

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