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マイクレル社、 Electron d’Or 2012を受賞したRipple Blocker LDOリニア・レギュレータ・ ファミリに4種の電流レンジ拡大版を追加

~ 新製品では、最大500mAの出力電流を必要とする機器に、比類なきPSRR性能を提供 ~

米アナログ、高帯域通信、イーサネットICソリューションの業界のリーダーである米国マイクレル・セミコンダクタ社の日本法人マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(以下:マイクレル社、横浜市西区みなとみらい 代表取締役社長:山本一博)は、2012年第1四半期に発表されたマイクレル社独自のRipple Blocker™技術を搭載した新製品4種を本日発表した。

MIC94305およびMIC94325/45/55ファミリは、今日の高感度データおよび画像取得システム向けに、以前にリリースした画期的な高効率ノイズ抑止機能をもつRipple Blocker製品の200mAの出力電流を2倍以上に拡大した。

Ripple Blockerファミリは、スマートフォン、タブレット、ノートブック/ウェブカメラ、デジタルスチルカメラおよびデジタルビデオカメラ、GPS、モバイルコンピューティング、自動車、産業機器など、最近の最も所要の大きなポータブル機器に最適である。MIC94305/25/45/55は現在量産品の発注が可能で、価格は1000個ロットでの単価が$0.31から。

「以前の製品のように、今回の新型高電流LDOリニア電圧レギュレータは、安定化出力電圧と同時に低周波域でのリップル減衰(スイッチングノイズ除去)機能を提供する。これは、DC-DCスイッチングコンバータが必要でありながら、下流の回路においてスイッチングノイズが過敏な回路で許されない機器に不可欠である。」と、マイクレル社アナログ事業部マーケティング部長のBrian Hedayati氏は述べた。「DC-DCコンバータの後に入出力電位差が少なくても動作するマイクレル社のRipple Blocker LDOレギュレータを追加することで、全体的なシステム効率を改善し、比類ない電源リップル除去比(PSRR)を提供する。今回の新型デバイスの重要な違いは、より大きな出力電流をサポートすることにある。これはデジタルスチルカメラ、セキュリティカメラ、自動車用機器のリアビューカメラのCMOSセンサでますます必要となっている要件である。」

マイクレル社のRipple Blocker技術は、画像システムプロセッサ(ISP)のシステム電源リップルを抑制することで、センサの暗部最小信号検出性能を向上する。デバイスでは、スペース要件の厳しい設計に対応するために、個別ソリューションでリップルの減少に通常必要とされる大型のLCフィルタをなくし、ボード面積の削減に寄与できる。さらに、今回の新シリーズでは、1.8V~3.6Vの動作入力電圧範囲、優れた過渡性能、超低損失、非常に高いPSRR (1KHzで80db)などを提供している。

新型デバイスは最大500mAの出力電流とアクティブノイズ除去を、幅広い周波数帯(50dB以上を500mAの負荷で10Hz~5MHz)で提供する。MIC943x5のオプションには、500mA負荷スイッチMIC94305、2つの固定出力LDO (MIC94345/55)または出力電圧可変版 (MIC94325)が含まれている。MIC94355はディスエーブル時の負荷放電機能を提供している。すべてのバージョンは、過電流制限機能及び過熱保護機能を提供している。また、これらのデバイスは、-40℃~+125℃の接合部温度範囲で動作可能となっている。パッケージオプションは、0.84mm x 1.32mm、6バンプCSP、および1.6mm x 1.6mm Thin DFNパッケージとなっている。Ripple Blocker評価ボードの詳しい情報はRipple Blockerを参照。
注:MLFはAmkor Technology社の登録商標。Ripple Blockerはマイクレル社の登録商標。

マイクレル・セミコンダクタについて

マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピューター製品などの有力メーカーが含まれる。
本社と最先端のウエハー製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。
詳しい情報はhttp://www.micrel.jp/から入手可能。

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