2012年11月19日10:00 【プレスリリース】
STマイクロエレクトロニクス 複雑なマルチメディア・ルーティングを簡略化する世界初のDisplayPort 1.2デバイスを発表 マルチフォーマットおよびマルチディスプレイに対応したアプリケーションに、柔軟性の高い相互変換機能を提供
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、ホーム・
マルチメディア向けIC市場をリードするSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、
以下ST)は、その革新的なDisplayPort対応製品ポートフォリオを拡充する
新製品STDP43シリーズを発表しました。これらのシステム・オン・チップ(SoC)
は、世界初の高速アクティブ・プロトコル双方向メディア・ルーティング・
デバイスで、様々なソースからの音声データや映像データを管理し、複数の
ディスプレイに送信します。これらの製品は、コンピュータやデジタル家電で
使用されている最も一般的なデジタル・ディスプレイ・インタフェース規格の
最新バージョンであるDisplayPort 1.2とHDMI 1.4に対応しています。STDP43 は、
急成長中である新しい電子看板や、インテル社・AMD社の最新CPUを搭載した
次世代ノートPC・デスクトップPC(Display Port1.2 マルチストリーム対応)に
求められる汎用ドッキング・ステーション / ビデオ・ハブ機能の普及を
促進します。
STDP43シリーズは、複数のディスプレイでコンテンツを共有することが重要と
なるデータ・センター、大型分割テレビ・スクリーン、管理センター等、現在の
複雑なディスプレイ・オプションを管理する強力なルーティング・ロジックを
提供します。デュアル・モードのレシーバとトランスミッタを様々な構成で使用
する状況において、同製品は、DisplayPort 1.2とHDMI 1.4の信号を分割、結合、
ルーティングに加え、複数モニタが連結されたディスプレイのフルHD
信号(各ピクセルの最大色深度 : 48bit)またはシングル・ディスプレイの
4K x 2K信号(4096 x 2160p : フルHDの4倍)に変換することができます。
STのディスプレイ製品事業部 ジェネラル・マネージャであるTodd Meanyは、
次の様にコメントしています。「非常に多機能なSoC であるSTDP43シリーズが
STの強力なDisplayPort 1.2ソリューションに加わりました。ドッキング・
ステーションとメディア・ハブからの複雑なメディア機能を、より迅速かつ
柔軟に実装できるSTのメディア・ルーティング・コンセプトは、ノートPCや
ディスプレイの設計者に歓迎されています。さらに、マルチメディア・データ・
センターでは、マルチストリーム機能を最大限に活用することで、設計を拡張
する際の選択肢が広がります。」
業界初の機能
・2系統のDisplayPortまたはHDMIストリームをDisplayPort 1.2 MST(マルチ
ストリーム)出力へ統合する業界初のシングルチップ・ソリューション
・DisplayPort 1.2 MST信号から2系統のDisplayPortまたはHDMI出力へ変換する
業界初の機能
・単一コネクタとケーブルを通して、最大8系統のA/Vストリームをデバイス間で
転送する業界初の機能
・オーディオ・チャネル間同期のため、 DisplayPort GTC(グローバル・
タイム・コード)機能を搭載した業界初のディスクリートDisplayPort
レシーバ
その他の特徴
・合計21.6 Gbpsのリンク帯域幅で、最大級のディスプレイおよびすべての3D
フォーマットに対応(最大4K2K 60Hz、3DフルHD 120Hzビデオ、7.1チャネル・
オーディオ)
・ビデオ分割(最大4K2K)に対応(STDP43シリーズの1つで2台の4K2Kディス
プレイを駆動可、複数のSTDP43をカスケード接続すれば、複数の4K2Kディス
プレイを駆動可)
・Mobility DisplayPort(MyDP)機能のサポートにより、スマートフォンと
タブレットからのMyDP信号をパッシブ・ケーブル経由で受信して表示可
STDP43シリーズのデュアルモードDisplayPort 1.2スプリッタ(STDP4320)
およびデュアルモードDisplayPort 1.2コンセントレータ(STDP4328)は、
現在サンプル出荷中で、2013年の第2四半期に量産を開始する予定です。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、Sense & Powerおよびマルチメディア・コンバージェンス分野の多種多様
なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。
エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアから
スマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や
遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍して
います。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」
の実現に取り組んでいます。2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい
情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL:03-5783-8340 FAX:03-5783-8216