2012年12月21日11:30 【プレスリリース】
株式会社UL Japan UL、サムスンのLEDテレビにIEEE 1680.3を初めて認証 ~ サステイナビリティ認証の取得により環境におけるリーダーシップをもたらす ~
【2012年12月12日(現地時間) – 米国ジョージア州アトランタ発】 米国の第三者安全科学機関であるUL Inc. (本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の事業部門であるUL Environment(以下ULE)は、サムスンのLEDテレビ(46インチおよび55インチ)を、米国電気・電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、略称IEEE)が発行したテレビの環境アセスメント規格「IEEE 1680.3」に基づき認証したことを発表しました。今回の認証は、ULとしてテレビモデルに対して環境製品認証を行った、初めての事例となりました。
ULEのプレジデントであるサラ・グリーンステインは、「今回、サムスン製品が認証を取得したことは画期的なことであり、市場の持続可能性における環境需要を満たすだけでなく、他のテレビ製造業者に対し、今後の製品改良の足がかりとなるリーダーとしてのモデル像を示しています」と述べています。
IEEEが制定した規格に基づき認証された製品は、幅広い環境基準によって評価および監査を受けています。これらの基準には、環境を配慮した材料および材料選定、使用後を考慮した設計、製品寿命(ライフサイクル)の拡張、省エネルギー、使用済み製品の管理、企業の業績、包装などが含まれています。
今回、サムスンの2つのテレビモデルが取得した認証はゴールドレベルであり、IEEE 1680.3において最高の環境性能を有しています。ゴールドレベルが意味するものは、あらゆる必須要求事項を満たし、オプション要求事項の75%以上に適合していることを示しています。
サラ・グリーンステインは、次のように続けています。「電子業界は、主に消費者の嗜好、エネルギー関連規制、企業の環境対策などにより、比類なき速さで進化し続けています。サムスンを始めとして様々な企業が、電子製品に関連する代表的な環境への影響の削減に取り組んでいます。ULEは、環境に配慮した製品の生産、出荷を推進するために必要な技術と知識を有しています。今回のサムスンの快挙にULEが寄与することができ、非常にうれしく思います」
ULは、IEEE規格に準じた評価、試験、認証の迅速な実施のために必要な科学的能力を提供すると共に、電子製品における北米の環境格付けシステム「EPEAT」の製品登録窓口(PRE)として、EPEATデータベースへの登録サービスも実施しています。
サムスンの電子画像ディスプレイ事業部門のバイスプレジデントであるイ・ヒョグン氏は、「弊社のテレビがULから認証を付与されたことを光栄に思います。ULの環境製品認証によって、性能や機能性に妥協することなく環境に配慮した製品を製造することに邁進する弊社の姿勢を顧客に示すことができます」と述べています。
IEEE 1680シリーズ規格でのEPEAT登録・認証に関するULのサービスについては、こちらをご覧ください。
● http://www.ul.com/global/por/pages/offerings/businesses/environment/services/certification/spc/electronics/ieee1680/index.jsp?null (英語)
● http://www.ul.com/japan/documents/onthemark/jponthemark-42-jpn.pdf#page=1 (日本語)
【ULがグローバルに展開する5つのビジネスユニット】
■Product Safety (製品安全)
ULは、世界に認められた第三者安全科学機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。
■Life & Health (ライフ&ヘルス)
医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。
■Verification Services (検査・検証サービス)
エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。
■Environment (環境)
環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。
■Knowledge Services (セミナー・情報提供)
製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Knowledge Servicesと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。
【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、米国の世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(www.UL.com/jp)をご覧ください。
【ULの概要】
ULは、100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの独立系第三者安全科学機関です100カ国以上に10,000名超の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。