2013年03月14日10:00 【プレスリリース】
マイクレル社、業界初の2A,トリプル出力同期バックレギュレータを発表
米アナログ、高帯域通信、イーサネットICソリューションの業界のリーダーである米国マイクレル・セミコンダクタ社の日本法人マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(以下:マイクレル社、横浜市西区みなとみらい 代表取締役社長:山本一博)は本日、マイクレル社のHyperLight Loadを使って設計されたトリプル出力の高効率同期バックレギュレータ、MIC23450およびMIC23451を発表。
MIC23450は各出力2Aを、MIC23451は各出力1Aを提供。両レギュレータは、PWMモードにおいて3MHzで作動し、小型で低コストのコンデンサとインダクタを使用できるため、業界最小でもっとも簡単に使用できるトリプル・バック・レギュレータとなっている。ユーザは外付け抵抗により、3つの出力をそれぞれ別個に1.0V~3.3Vの間でプログラムできる。MIC23450 /51は、2.7V~5.5Vの入力電圧範囲をサポートしているため、リチウムイオン/ポリマー電池またはアルカリ/ニッケルカドミウム/ニッケル水素電池動作機器や、POL (point-of-load) 向け変換に最適。これらの用途はどちらも、電力密度と効率の最適化が非常に重要な分野である。MIC23450/51は現在量産品の発注が可能で、価格は1000個ロットでの単価が$1.28/$1.32から。
「MIC23450とMIC23451はどちらも、優れた軽負荷効率を提供するため、システム設計者は軽負荷状態での消費電力を低減可能である。これは、バッテリー動作機器では重要である。」と、マイクレル社LPS(Linear and Power Solutions)部門マーケティング部長のBrian Hedayati氏は述べた。「マイクレル社のHyperLight Loadアーキテクチャを活かして、設計技術者は、さまざまなインダクタとコンデンサを使用し、外部的な妥協なしに安定した作動を確保できるようになった。」さらに、MIC23451は、マイクレル社の最先端カッパー・ピラー・パッケージ技術を採用しているので、大幅なサイズ節減をしながら、放熱特性および電気特性を改善している。」
MIC23450は、放熱性を強化した32ピン5mm x 5mm薄型MLFパッケージで、MIC23451は小型26ピン4mm x 4mm MLFパッケージ・オプションで提供される。MIC23450 /51は、非常に低い静止消費電流(23μA/channel)を提供し、1mAの負荷電流でも81%の効率を達成しており、ピーク効率は93%以上である。さらに、これらのICは、3つのパワーグッド(PG)出力と、3つのイネーブル(EN)入力を提供し、電源シーケンス制御を可能にしている。このソリューションはすべて、-40℃~+125℃の接合部温度範囲で動作する。
注:MLFはAmkor Technology社の登録商標。HyperLight Loadはマイクレル社の登録商標である。
製品詳細、データシートはこちらから入手可能(英文)。
http://www.micrel.com/_PDF/MIC23450.pdf
http://www.micrel.com/_PDF/MIC23451.pdf
マイクレル・セミコンダクタについて
マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピューター製品などの有力メーカーが含まれる。
本社と最先端のウエハー製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。
詳しい情報はhttp://www.micrel.jp/から入手可能。
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