2013年03月29日13:00 【プレスリリース】
◆ 正面玄関は重要文化財、明治天皇記念館として建設された ◆ 大阪を代表する歴史的洋風建築「旧桜宮公会堂」を再生 ◆ 結婚式場兼カフェ・レストランとして開業 ◆ 泉布観もある約6000㎡の敷地全体を一般開放、市民憩いの場に
ウエディングプロデュース・レストラン運営の㈱ノバレーゼ(本社:東京都中央区、浅田剛治社長、東証一部、資本金:6億円)は、正面玄関が国の重要文化財に指定されている、大阪を代表する歴史的洋風建築「旧桜宮公会堂」を、婚礼施設兼カフェ・レストランとして、2013年4月15日(月)に開業します。
「旧桜宮公会堂」内を披露宴会場や挙式スペースに改装し、敷地内の日本庭園を整備したほか、建物北側に待合室などを設けた2階建ての建物を新築しました。
同公会堂の向かいには国の重要文化財である洋館「泉布観」もあり、両施設を囲む桜など約400本(約120品種)の樹木や日本庭園とともに、敷地全体(泉布観地区一帯)を一般開放します。
当社が大阪市から同地区一帯を借り受け、土日祝日を昼夜各1組限定の婚礼施設として、平日は披露宴会場をカフェ・レストランとして運営します。
カフェ・レストランではサンドウィッチなどの軽食(カフェ料理)やスイーツ、さらに大阪野菜など地場食材を使用したフレンチのコース2種(\3500、\5000)を提供します。
当社は2012年10月から敷地内の工事を開始、建物の改装と周辺の整備などに約4億円を投じており、再生後は年間160組の披露宴を手掛け売上高約6億円を目指します。
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■ 外観を残し館内を披露宴会場や挙式スペースに改装
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旧桜宮公会堂は1935年に明治天皇記念館として建設され、現在は閉鎖中の、大阪を代表する洋風建築です。
日本で最も早い時期の洋館の一つでもあり、建造物として重要な位置づけを担っています。
正面玄関は国の重要文化財で、1870年に建設された造幣寮(現造幣局)のものを移築しており、ローマ神殿風の重厚な石造りが特徴です。
当社は、こうした歴史的建築物の構造全体を残し、建物内を当時の様式美を活かしながらリノベーション(改装)しました。
一階に着席で120人を収容する披露宴会場(215㎡)、二階に着席80人のチャペル様式の挙式スペース(107㎡)と列席者の待合室(134㎡)、新郎新婦の控え室(46㎡)を設けています。
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■ 泉布観地区一帯を解放、散策など市民憩いの場に
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旧桜宮公会堂が建つ約6000平米の広大な敷地内には、国の重要文化財で大阪最古の洋風建築の一つである旧大阪造幣寮「泉布観」※も現存します。
かつ、日本庭園や敷地の東側には、桜など約400本(約120品種)の樹木が残り、緑に囲まれた空間です。
日中は敷地全体を一般開放し、散策などをお楽しみいただけるようにします。
※泉布観は大阪造幣寮(現在の大蔵省造幣局)の応接所として1871年に完成。
泉布は貨幣、観は館を意味し、明治天皇が命名。
旧桜宮公会堂の開業後は、この泉布観(運営:大阪市)の外観もご覧いただけます。
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■ 挙式スペースは自然光が煌めく幻想的な空間
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2階に設ける挙式スペースは、天窓やバルコニーから太陽光の注ぐ、元々の建物の特徴を活かした、採光性の高い空間です。
壁面と床の全面には9000個のガラスのブロックを敷き詰めており、自然光がガラスブロックに反射し、チャペル内はキラキラと幻想的に輝きます。
また祭壇は自然光の入るバルコニー側に設置し、新郎新婦の背後に柔らかい光がゆらぎ、自然の中で挙式しているかのような雰囲気を演出します。
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■ 装飾天井を復活、品格のある内装
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披露宴会場は、過去の改修工事で覆い隠されていた、美しい古典様式の装飾天井を復活させ、建築当時の荘厳な空間が蘇ります。
格調高い当時の建築ディティールを活かしながら、床はロイヤルブルー(青紫)のカーペットでまとめ、天井にはゴールドやクリスタル素材を使った直径2.4mの大型のシャンデリアを4灯吊り下げ、品格と贅を兼ね備えた空間に仕上げています。
現代のデザイン感覚を取り入れ、新旧が融合した華やかな雰囲気のなか、披露宴や食事をお楽しみいただけます。
また、企業や町内会、各種団体がイベントやギャラリーなど幅広い用途で披露宴会場のスペースをご利用いただけるよう、柱等を排した整形の使い勝手のよい広い空間にしています。
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■ 公会堂の北側に待合室など別棟を新築
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「旧桜宮公会堂」の北側の場所に、既存棟と廊下でつないだ2階建ての建物を新築しました。
1階は厨房や着替え室、2階は列席者の待合室となるラウンジなどで構成しています。
新築は延床面積267.69㎡の鉄骨造で、既存棟の品格を損なわない落ち着いたデザインです。
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■ レストラン営業はカフェ料理からフレンチのコースまで、
“大阪野菜”など地産地消の料理を
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カフェ・レストランの営業は平日(11:00~17:00)に行い、旧桜宮公会堂内の披露宴会場を使います。
サンドウィッチなどの軽食(カフェ料理)、スイーツ、ドリンク、さらにフレンチのコース2種(\3500、\5000)を提供します。
フレンチでは、無農薬や減農薬栽培、有機農法で育てた、農家こだわりの大阪産の野菜(昨今注目を集める「なにわの伝統野菜」と「なにわの特産品」も含む)や大阪湾から直送する鮮魚などを使い、地産地消型の料理をカジュアルに提供します。
開業月の4月は施設近隣の造幣局が「桜の通り抜け」で賑わうことから、「桜フェア」と題し、桜の花と葉の香りを移したプリンや、桜のチップやウッドで香りをつけじっくりとスモークローストした特選牛フィレ肉を提供する料理フェアを実施します。