2013年04月26日12:30 【プレスリリース】
ザイリンクス株式会社 ザイリンクス、エンベデッド ビジョン アライアンス サミットとDESIGN West 2013 において Smarter Vision ソリューションをデモンストレーション SoC シリコン、各種ツール、IP のコンビネーションを紹介/デモンストレーション
エンベデッド ビジョン アライアンス サミットのプラチナ スポンサーの一角を占めるザイリンクス社(本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ :XLNX)は、エンベデッド ビジョン システムの課題とその解決策を紹介することによって、Smarter Vision システムの実現を目指す同社の構想を前進させる。さらに、ザイリンクス アライアンス プログラムのメンバー企業も、All Programmable デバイスによって いかにSmarter エンベデッド システムを実現できるかを DESIGN West 2013 においてデモンストレーションする。ザイリンクスの All Programmable Smarter Vision ソリューションは、Zynq(R)-7000 All Programmable システム オンチップ (SoC) をはじめ、Vivado(R) 高位合成 (HLS) や IP インテグレーター (IPI) といったソフトウェア ツール、OpenCV ライブラリ、SmartCORE(TM) IP、エコシステムソリューションを組み合わせることによって、Smarter Vision アプリケーションの開発を加速するものである。
■エンベデッド ビジョン アライアンス サミットにおけるザイリンクス -サンノゼ McEnery Convention Center、部屋番号 230A、230B、230C
●プレゼンテーション
・OpenCV の加速をめぐる課題と解決策
ザイリンクスのビデオ テクノロジ担当エンジニアリング ディレクターであるホセ アルバーレス (Jose Alvarez) が、リアルタイム パフォーマンスを必要とするエンベデッド ビジョン アプリケーションの構築をめぐる課題と解決策について語り、ソフトウェアとハードウェアをベースとするライブラリを組み合わせることによってリアルタイム パフォーマンスを実現できることを示す。
・ビジョンをベースとする車載ドライバー アシスタンス システム: 課題とアプローチ
ザイリンクスの車載ソリューション担当シニア システム アーキテクトであるポール ゾラーッティ (Paul Zoratti) が、All Programmable SoC アーキテクチャ上でマルチカメラ多機能ドライバー アシスタンス システムを実現するプロジェクトの目的と結果について語る。
●デモンストレーション
・Vivado Design Suite – OpenCV ライブラリ、Vivado HLS、IPI を備え、強固に統合された開発ツール フローのデモンストレーション。C レベル アルゴリズムを RTL に迅速に変換できるため、ハードウェアでの検証、階層的ビデオ システム デザイン キャプチャによる複雑なデザインの管理、OpenCV のようなオープン規格ライブラリの統合による開発の加速が可能になる。
・先進的ドライバー アシスタンス システム – ザイリンクスのZynq-7000 All Programmable SoC 上で 360 度サラウンド ビジョンおよびリアビュー カメラ システムを動作させ、車線逸脱警報や歩行者認識といった機能をデモンストレーション。
■DESIGN West 2013 の各所で紹介される All Programmable ソリューション
ARM コネクテッド コミュニティの一員であるザイリンクス社、ARM エコシステムの強みを活かし、デザインから製造、エンドユースに至る完全なソリューションを提供している。ARM ブース (#1708 ) を訪問し、ARM パスポートプログラムに参加されたい。
さらに、ザイリンクス アライアンス プログラム のメンバー企業 11 社が下記の通りそれぞれのブースでザイリンクスのテクノロジを紹介する。
●National Instruments (NI 社) – ブース#1716
7 つのデモンストレーションと 2 種の資料によりザイリンクスのAll Programmable FPGA と Zynq-7000 All Programmable SoC を紹介。
・Cyth: NI 社の Single Board RIO を用い、Cyth Systems 社のCircaflex をベースとするバイオリアクターとトモセラピー コントローラを開発。
・テスト: NI 社の FlexRIO を用い、半導体コンポーネントの製造テストを自動化。
・ギター エフェクト: LabVIEW および NI 社の Single Board RIO を用いてFPGA にギター エフェクトを生成させる。
・テストドライブ: NI 社の CompactRIO と Single Board RIO を用いてPID コントローラの実装と同調を実現。
・Zynq-7000 All Programmable SoC: ザイリンクスの Zynq-7000 AllProgrammable SoC 上で LabVIEW を動作させる。
・ギア: NI 社の CompactRIO と SoftMotion を用い、NI 社製と他社製のハードウェアの両方を使って異なる 6 つの運動軸を連携させる。
・イメージ プロセッシング: CPU によるビジョン プロセッシングと、NI 社の FlexRIO による FPGA ベースのビジョン プロセッシングを比較。
・さらに、ザイリンクスの All Programmable テクノロジを紹介する資料をNational Instruments 社が下記の通り二つ発表する。
「エンベデッド マシン デザイン用の完全にリコンフィグレーション可能なモーション コントロール」(4 月 24 日、午前 9時15分、サロン 1)
「登場! エンベデッド ビジョンの到来」(4 月 24 日、午後 4:30、サロン 4)
●3D Plus – ブース#1439
宇宙グレード FPGA である Virtex(R)-5QV をサポートするために特別に開発された 64 MビットPROM コンフィグレーション メモリと DDR2 メモリのデモンストレーション。
●Express Logic Inc. – ブース#1328
Zynq-7000 All Programmable SoC ボード上で Iperf のネットワークパフォーマンスをデモンストレーション。
●Fidus Systems Inc. – ブース#1624
Zynq-7000 All Programmable SoC 上で動作する 802.11n WiFi スタックと、Virtex-7 FPGA 向けの 8 チャンネル JESD204B ADC FMC ドータカードのデモンストレーション。
●Green Hills Software – ブース#1320
ザイリンクスの Zynq-7000 All Programmable SoC ZC702 ボード上でGreen Hills Software 社の Safety 認証ツール スイートをデモンストレーション。このデモでは INTEGRITY(TM) RTOS 上でアプリケーションを走らせるほか、ライブ CPU オンチップが生成するトレースデータを利用するTimeMachine(TM) デバッガも紹介する。
●Lauterbach – ブース#2006
ETM トレースが可能なデバッガである Lauterbach 社の TRACE32-PowerTrace-II ICD を Zynq-7000 All Programmable SoC ボード上でデモンストレーション。
●Micrium – ブース#2220
Zynq-7000 All Programmable SoC 向け uC/OS-II および uC/OS-III のサポート。
●Mentor Graphics – ブース#1908
ザイリンクスの Zynq-7000 All Programmable SoC 向けに Nucleus RTOS をサポート。
●PLDA – ブース#727
・LCD 対応キャリアカードに接続された、Zynq-7045 All ProgrammableSoC をベースとするシステム オン モジュール上で動作する 2D グラフィックス アニメーションのデモンストレーション。ARM(R) デュアルコアCortex(TM)-A9 MPCore(TM) プロセッサ ソフトウェアと FPGA ファブリックデザイン IP を組み合わせて同時に動作させる。
・ザイリンクスの KC705 ボード上で動作する PCI Express(R) Gen3 のデモンストレーション。リアルタイム双方向トラフィックとスループット測定機能を備える。
●SEGGER Microcontroller – ブース#1329
ザイリンクスの Zynq-7000 All Programmable SoC 向けに embOS RTOS をサポート。
●Wind River Systems – ブース#926
ザイリンクスの Zynq-7000 All Programmable SoC 向けに VxWorks、Linux、
Workbench をサポート。
■ザイリンクス Smarter Vision ソリューションについて
ザイリンクスの Smarter Vision ソリューションには、「よりスマートな」システムを構築するためのコンポーネントを幅広く集めたポートフォリオが含まれ、これを「SmartCORE IP」と呼んでいる。ザイリンクスとそのエコシステムが開発した SmartCORE IP ポートフォリオには、All Programmableロジックをターゲットとしたハードウェア IP と、ARM のハイ パフォーマンス プロセッサ向けに開発されたソフトウェア IP の両方が含まれる。SmartCORE IP は Vivado IPI (IP インテグレーター) によって迅速な統合が可能である。さらに、Vivado HLS (高位合成) を利用すれば C や C++、SystemC による IP を新たに作り出すことも可能となる。また、主要なオペレーティングシステムやソフトウェア開発環境がサポートする業界標準OpenCV ライブラリが新たに追加された。デザイン キットも幅広く用意されているので、「よりスマートな」システム デザインの生産性をさらに加速することができる。
ザイリンクス Smarter Vision ソリューションは同社の FPGA や 3D IC、Zynq-7000 All Programmable SoC を用いている。ザイリンクスのAll Programmable SoC は、リアルタイム ピクセル プロセッシング機能を持つ高度に統合されたソリューションをプログラマブル ロジック上で短期間に実現するために理想的なプラットフォームと見なされている。ARM プロセッサをベースとする解析能力を備え、ブロードキャスト、マシンビジョン、没入型ディスプレイのさらなるスマート化に対応可能である。ザイリンクスのSmarter Vision ソリューションに関する詳しい情報については
http://japan.xilinx.com/applications/smarter-vision/index.htm を参照されたい。
■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境および IP と共に提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Vivado、Zynq、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。ARM、Cortex、MPCore はEU およびその他の国での ARM の登録商標および商標です。PCI、PCIe、PCI Express は PCI-SIG の商標であり、同社の許可のもとで使用されています。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。