2013年09月26日15:00 【プレスリリース】
ユープロックスジャパン株式会社 ユーブロックス社、1メートルを切る高精度GPS測位モジュールNEO-7Pシリーズを発表。 -監視、農業、リクリエーションなど高精度を必要とする各アプリケーションに最適-
スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表 仲 哲周) は本日、低消費電力、小型、高精度のGPSモジュール NEO-7Pを発表しました。この新しいモジュールは、前製品NEO-6Pとの下位互換性を維持しながら、単一周波数の「精密単独測位」(PPP)技術に基づき、スタンドアローンで1メートルを切る高精度測位が可能です。
完全自律型の1メートルを切る性能は、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)がカバーする範囲内で、ほとんどの屋外アプリケーションに対して実現できます。この航法補強システムには、北米(WAAS)仕様、欧州(EGNOS)仕様、および日本(MSAS)仕様などがあります。
SBASが利用できない場所では、PPPに代わりディファレンシャルGPS(DGPS)に基づいて高精度を達成します。
DGPSは、リファレンスとなるローカル基地や支援ネットワークからのRTCM訂正メッセージ(「海事用無線技術委員会」で定義された訂正データ)を使用して、空気の歪みや衛星軌道とクロックの変動によって生じた測定エラーをキャンセルします。
「NEO-7Pは、監視、マッピング、航海、および屋外リクリエーションの各アプリケーションに使用される高精度測位の多くの要件に対応しています。このソリューションは、他の高精度ソリューションの数分の一のコストで、1メートルを切る測位性能を提供します。このソリューションはコンパクトで、外部基地を必要とせず、単一周波数のレシーバーを使用しています」と、ユーブロックス社、プロダクト・マーケティング副社長Thomas Niggは述べています。
このデバイスは、ユーブロックス社の小型NEOリードレス・チップ・キャリア(LCC)モジュール・フォーム・ファクターで提供されます。UART、USB、およびI2Cインターフェイスがホスト・プロセッサへの柔軟な接続を提供します。これは同様に、ユーブロックス社のSARA 2G、LISA 3GおよびTOBY LTEセルラー・モジュールと直接通信可能です。
NEO-7Pは完全なGPS衛星RAWデータを提供しますので、外部ホストの後処理により更なる精度改善が可能です。内部フラッシュ・メモリにより、ファームウェアのアップグレードを簡単に行えます。NEO-7Pは、ロシアのGLONASSと日本のQZZ測位標準もサポートしています。
このモジュールは、自動車、産業および民生の各アプリケーションに最適です。
NEO-7Pの詳細は、u-blox webサイトをご覧ください。サンプルと評価キットについては、最寄りの弊社 販売代理店にお問い合わせください。
ユーブロックスについて
ユーブロックス(SIX:UBXN)はスイスを本拠にし、民生、産業および自動車市場向けに測位用半導体ソリューションとワイヤレス通信用半導体ソリューションを提供する世界的リーダーです。同社のソリューションにより、 人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらに音声、テキスト、ビデオでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様が革新的で、個人的、専門家的、あるいはM2Mソリューションを迅速かつ廉価に開発するお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。
詳細については、www.u-blox.com/ja/ をご覧ください。