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『くらし直しに関する調査』 ※パルシステム生活協同組合連合会調べ     

震災後、くらしを見直した 68.7%

見直した生活費 1位「電気代」 2位「食費」 3位「水道代」
「ガソリン代」を見直した 40代男性で約2割

「節電・節約の暮らしをしていきたい」 男性70.4% 女性88.6%
「老後は田舎で」の50代男性 「老後は都会で」の50代女性

今年の冬は“腹巻き”で乗り切る! 20代女性で4割強

震災後、家族とのつながりを感じた 男性72.4% 女性88.0%
インターネット上の友達とのつながりを感じた 20代女性で4割弱

震災後、ケータイインターネットの利用時間が増加 20代・30代女性では3割超

家族との連絡用にSNSを登録 2.6%
30代・40代女性の約3人に1人が「伝言ダイヤルの利用方法を覚えた」

「買い取り価格が高ければ、自宅に発電設備を導入したい」 男性27.2% 女性15.8%

無駄のない、エコな生活を楽しんでいる女性有名人は?
1位「高木美保」さん 2位「松居一代」さん

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 パルシステム生活協同組合連合会(http://www.pal.or.jp)(本社:東京都新宿区、理事長:山本 伸司)は、「くらし直しに関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、2011年9月5日~9月8日の4日間において実施し、1000名(調査対象者:20歳~59歳の男女)の有効サンプルを集計いたしました。

調査結果

◆ 震災後、くらしを見直した 68.7%
◆ 具体的に見直したこと 1位「こまめに電気を消す」 2位「エアコンの設定温度を上げた」
「緑のカーテンを作った」 10.9% 北関東では21.6%
◆ 見直した生活費 1位「電気代」 2位「食費」 3位「水道代」
「ガソリン代」を見直した 40代男性で約2割

 20歳~59歳の男女(全回答者1000名)に対し、3月11日の震災後、自分の身の回りの生活習慣や生活環境を見直したかを単一回答形式で聞いたところ、「見直した」68.7%、「見直していない」31.3%となりました。

 次に、具体的にどのようなことを見直したかを複数回答形式で聞いたところ、1位「こまめに電気を消すようになった」(70.1%)、2位「エアコンの設定温度を上げた」(56.7%)、3位「食材の無駄をなくすようになった」(23.2%)となりました。具体的な見直しを聞いた場合では「震災後、見直したことはない」との回答は13.9%となり、何かしら見直しを行っている人が多いことがわかりました。また、「ゴーヤやきゅうりなどを栽培し、緑のカーテンを作った」との回答は全体で10.9%と約1割でしたが、「茨城県・栃木県・群馬県」の北関東地方では21.6%となり、約5人に1人が緑のカーテンを作っていたようです。

 続いて、生活費において見直したものを複数回答形式で聞いたところ、1位「電気代」(57.0%)、2位「食費」(27.0%)、3位「水道代」(25.2%)となりました。「ガソリン代」との回答は、年代が上がるにつれて高くなっており、特に40代男性で19.2%、50代男性で18.4%、50代女性で18.4%と、それぞれ2割弱となっています。

◆ 「節電・節約の暮らしをしていきたい」 男性70.4% 女性88.6%
◆ 「老後は田舎で」の50代男性 「老後は都会で」の50代女性

 全回答者1000名に対し、暮らしや生活に対する意識について、【A】と【B】のどちらの考えに近いかを聞き、『【A】に近い』(「【A】に近い」と「やや【A】に近い」の合計)と『【B】に近い』(「【B】に近い」と「やや【B】に近い」の合計)の割合をそれぞれ比較しました。
 まず、【A】高くても品質の良いものを購入したい、【B】品質が悪くても安いものを購入したい、では、『【A】に近い』は65.8%、『【B】に近い』は14.4%となり、「高くても品質の良いものを購入したい」との意見が多数派となりました。

 次に、【A】節電・節約の暮らしをしていきたい、【B】節電・節約の暮らしはしたくない、では、『【A】に近い』は79.5%、『【B】に近い』は10.4%となり、「節電・節約の暮らしをしていきたい」との意見が8割近くに上りました。男女別でみると、『【A】に近い』との回答は、男性で70.4%、女性で88.6%と18.2ポイント女性で高くなっており、男女間で意識の差があるようです。

 続いて、【A】経済的に豊かな生活を重視したい、【B】経済的に厳しくても、心の豊かな生活を重視したい、では、『【A】に近い』は39.7%、『【B】に近い』は31.9%と、やや【A】のほうが高い傾向が見られました。『【A】に近い』との回答が多かったのは20代男性で47.2%、『【B】に近い』との回答が多かったのは40代男性で39.2%となり、“豊かさ”の捉え方に違いが見られました。

【A】老後は田舎で暮らしたい、【B】老後は都会で暮らしたい、では、『【A】に近い』は30.9%、『【B】に近い』は36.2%となりました。「老後は都会よりも田舎で」との考えは、男性で37.6%、女性で24.2%と、男性の方が13.4ポイント高くなっています。50代男性では42.4%が「老後は田舎で」と考えているのに対し、50代女性では48.8%が「老後は都会で」と回答しており、50代の男女で老後の暮らしに対する意識の違いが見える結果となりました。

◆ 冬のくらし直し 1位「保温性の高い肌着」 2位「体を温める食材」 3位「体を動かして発熱」
◆ 今年の冬は“腹巻き”で乗り切る! 20代女性で4割強

 今年の夏は震災の影響による電力不足を受け、企業や家庭内で節電対策が行われました。夏の節電もようやくひと段落ついたところですが、冬の方が夏よりもエネルギー使用量が多いと言われており、冬に向けての対策グッズもすでに市場に出てきました。
 そこで全回答者1000名に対し、今年の冬に行おうと思っていることを複数回答形式で聞いたところ、1位「保温性の高い肌着を着る」(50.5%)、2位「体を温める食材を摂る」(39.5%)、3位「なるべく体を動かして発熱する」(31.4%)となりました。「腹巻きをする」では、20代・30代の女性でそれぞれ43.2%、35.2%と他の年代よりも高くなっており、今年の冬は“腹巻きで乗り切ろう”と考えている人も多いことがわかりました。

◆ 震災後、家族とのつながりを感じた 男性72.4% 女性88.0%
◆ インターネット上の友達とのつながりを感じた 20代女性で4割弱

 全回答者1000名に対し、震災後、人とのつながりを感じたかを聞きました。
 まず、「家族とのつながり」を『感じた』(「とても感じた」と「やや感じた」の合計)のは全体で80.2%、男性で72.4%、女性で88.0%となりました。
 次に「近所の人とのつながり」を『感じた』のは全体で39.8%、男性で34.6%、女性で45.0%となりました。40代・50代の女性で「近所の人とのつながりを感じた」との回答が高く、それぞれ52.0%、59.2%と半数を超える結果となりました。
 また、「友達とのつながり」を『感じた』のは全体で72.2%、男性で62.8%、女性で81.6%となりました。男性においては、年代が下がるにつれて「友達とのつながり」を感じた割合が高くなっていますが、女性においてはどの年代も7割半から8割半と、男性と比べ高い傾向が見られました。
「インターネット上の友達とのつながり」を『感じた』のは全体で24.0%、男性で21.6%、女性で26.4%となっています。年代が下がるにつれて高い傾向が見られ、特に20代女性においては『感じた』が38.4%と、20代男性の27.2%よりも11.2ポイント高くなっており、ネット上のつながりも感じていることがわかりました。

◆ 家族との連絡をとる頻度『増えた』 未婚者一人暮らしで4割弱
◆ 震災後、ケータイインターネットの利用時間が増加 20代・30代女性では3割超

 全回答者1000名に対し、震災前と比べ、家族と連絡をとる頻度に変化はあったかを聞いたところ、『増えた』(「とても増えた」と「やや増えた」の合計)は36.6%となりました。未既婚別に『増えた』の割合を見ると、未婚者で30.2%、既婚者で42.1%と、自分の家庭を持っている人で11.9ポイント高くなりました。未婚者の中でも、家族と同居をしている人(314名)では『増えた』の割合は26.4%ですが、一人暮らしの人(147名)では38.1%と11.7ポイント高く、家族と離れて暮らしている未婚者の心情が見える結果となりました。

 また、インターネット利用時間に変化はあったかを聞いたところ、「パソコンでのインターネット利用時間」では『増えた』が17.1%、『減った』(「とても減った」と「やや減った」の合計)は15.2%、「どちらとも言えない」が67.7%となりました。「ケータイでのインターネット利用時間」では、『増えた』が27.0%、『減った』が8.7%、「どちらとも言えない」が64.3%となっています。
 20代・30代の女性においては、「パソコンでのインターネット利用時間」が『増えた』割合はそれぞれ16.0%、15.2%となっていますが、「ケータイでのインターネット利用時間」が『増えた』割合はそれぞれ33.6%、32.8%と3割を超えています。

◆ 30代・40代女性の約3人に1人が「伝言ダイヤルの利用方法を覚えた」
◆ “災害用伝言板”や“伝言ダイヤル” 使い方を家族に教えたのは1割
◆ 家族との連絡用にSNSを登録 2.6%

 全回答者1000名に対し、震災後、今後の備えとしてとった行動を複数回答形式で聞いたところ、「緊急時の避難場所を決めた」(26.9%)、「伝言ダイヤルの利用方法を覚えた」(26.1%)がともに2割半ば、「災害用伝言板に登録した」(15.1%)が1割半ば、「災害用伝言板の利用方法を家族に教えた」(10.3%)、「伝言ダイヤルの利用方法を家族に教えた」(10.1%)はともに約1割となりました。30代・40代の女性で「伝言ダイヤルの利用方法を覚えた」が36.0%、33.6%となり、約3人に1人がいざという時のために伝言ダイヤルの利用方法を覚えたようです。また、今回の災害時、連絡手段の一つに活用されていたSNSですが、「家族との連絡用にSNSに登録した」との回答は2.6%にとどまりました。

◆ 再生エネルギー特別措置法の成立を受け、
「買い取り価格が高ければ、自宅に再生可能エネルギー発電設備を導入したい」 男性27.2% 女性15.8%

 2011年8月26日に再生エネルギー特別措置法が成立し、来年7月1日から施行されることになりました。
 そこで全回答者1000名に対し、自宅に再生可能エネルギー発電設備(太陽光パネルなど)を導入したいと思うかを単一回答形式で聞いたところ、「すでに導入している」3.0%、「導入したい」13.6%、「買い取り価格が高ければ導入したい」21.5%、「導入したいと思わない」17.7%、「よくわからない」36.8%となりました。
「買い取り価格が高ければ導入したい」では、男性で27.2%、女性で15.8%と男性の方が11.4ポイント高くなりました。また、「よくわからない」との回答は、男性で28.4%、女性で45.2%と女性において16.8ポイント高くなっています。

◆ 無駄のない、エコな生活を楽しんでいる女性有名人は?
1位「高木美保」さん 2位「松居一代」さん

 全回答者1000名に対し、無駄のない、エコな生活を楽しんでいるイメージのある女性有名人といえば誰を思い浮かべるか、単一回答形式で聞いたところ、最も多かったのは、タレント活動を行いながら那須塩原で農業を営んでいる「高木美保」さんで27.8%となりました。続いて、お掃除術やキッチン用品のプロデュースを行っている「松居一代」さんで17.8%、節約アイデア料理を披露している「北斗晶」さんで10.2%となっています。

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