2012年06月18日13:00 【プレスリリース】
ザイリンクス株式会社 ザイリンクス、WDM2012でAll Programmable OTN ソリューションをデモ
ザイリンクス、WDM & Next Generation Optical Networking Conference 2012で
All Programmable OTN ソリューションをデモンストレーション
ザイリンクスの OTN IP ポートフォリオにより、通信/ネットワーク分野のOEM 企業が、Time-to-Market の短縮と TCO 削減を行いながら製品のイノベーションと差別化を実現
ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 6 月 14 日 (米国時間)、モナコで開催される WDM and Next Generation Optical Networking Conference 2012 (WDM & 次世代光ネットワーク コンファレンス 2012) において、同社の All Programmable テクノロジの展示を行い通信事業者向けの光ネットワークにもたらすメリットを紹介する。展示は、次世代 (CFP2) 光モジュール向けの28Gbps トランシーバーを搭載したザイリンクス 28nm Virtex(R)-7 HT FPGA、100G 光伝送ネットワーク (OTN) 向けの各種プログラマブル ソリューション、および 10G から 28G の高速シリアル アプリケーションのデモンストレーションを中心に行う。
イベント : WDM & 次世代光ネットワーク コンファレンス 2012
場所 : モナコ、グリマルディ フォーラム
会期 : 2012 年 6 月 18 ~ 21 日
本イベントでは、ザイリンクスのトランシーバー専門家や経営幹部が出席してビジネス戦略について語るほか、100G OTN コネクティビティ ソリューションのデモンストレーションを行う。このソリューションは、28Gbps トランシーバーを備えた世界初の 3D ヘテロジニアス All Programmable FPGA となる Virtex-7 H580T FPGA を含む業界最先端の 28nm Virtex-7 FPGA 上で実装されている。さらに、光インフラストラクチャ アプリケーション向けの前方誤り訂正 (FEC) についても取り上げる。
ザイリンクスの有線通信グループ担当ディレクタであるジル ガルシア (Gilles Garcia) は、「ザイリンクスの All Programmable テクノロジと All Programmable デバイスは、通信事業者が顧客ニーズに応えるために必要な性能、エネルギー効率、スケーラビリティに加え、将来に渡って有効なセキュリティ性能を実現します。当社の先進的 FPGA ポートフォリオは、極めて高いロジック容量を備え、光有線ネットワーキング アプリケーション向けの広範な IP ソリューションを、幅広い開発ツールと技術サポートと共に提供するため、サービス プロバイダーの設備投資と運用コストの削減を実現する理想的なソリューションです」と述べている。
■ブースでのデモンストレーション
ザイリンクスの All Programmable ソリューションは、少量から量産対応までさまざまな規模の有線アプリケーションの開発に最適化されたプラットフォームの提供を目指しているため、通信マーケットにおける市場標準の急速な変化に容易に対応可能である。本イベントでは、OTN の主要な機能要素の開発を加速する次のプラットフォームにおけるデモ実演を行う。
・100G トランスポンダ/Muxponder プラットフォームのデモンストレーション
OTN に準拠したハードウェア インターフェイスとの優れたジッタ特性を紹介する。同じプラットフォーム上で Virtex-7 HT FPGA 10 X 10G Muxponder を動作させることによって、高品質トランシーバーを備えた、低コストおよび低消費電力を実現しながら、高度に統合されたソリューションの構築が可能になることを実証する。Muxponder のデモンストレーションは業界をリードする測定機器と相互運用が可能で、10G クライアントを完全に可視化できるため、OTN ソリューションに最適な FPGA プラットフォームである。
・最先端 28nm テクノロジのデモンストレーション
ザイリンクスの最先端 28nm デバイス テクノロジのメリットとして、Virtex-7 HT 580T FPGA が 28Gbps コネクションを介して 100G CFP2光モジュールと直接通信するデモンストレーションを行う。このデバイスは28Gbps トランシーバーを 8 個搭載しており、ロジック容量も豊富なため、デュアル 100G OTN トランスポンダをシングルチップで実現できる。これを ASSP ベースのソリューションで行う場合、IC が 5 個も必要になるだけでなく、消費電力は 40% 、コストは 50% も増大するうえ、この先 1 年は提供が開始されない。
Virtex-7 HT デバイスは、ザイリンクスのスタックド シリコン インターコネクト (SSI) テクノロジを採用した業界で最も広い帯域幅を実現した FPGAで、28Gbps トランシーバーを最大で 16 個、13.1Gbps トランシーバーを 72 個搭載し、200G および 400G の主な OTN アプリケーションに対応するソリューションをシングル チップで実現できる唯一の FPGA 製品である。また、Virtex-7 HT デバイスは、コア FPGAと 28Gbps トランシーバーをヘテロジニアスに 3D 実装しているため、システムの消費電力を低減できるだけでなく、ノイズ分離に優れており、最高のシグナル インテグリティとシステム マージンを達成し、デザイン クロージャの生産性向上によって市場投入までの期間も短縮できる。
■パネル ディスカッションとコンファレンス プレゼンテーション
・パネル ディスカッション : 6 月 20 日 (水) 16:15~17:15
「100G の先へ – ベンダーの成功にとってコンポーネントが重要な理由」
パネラー : Ciena 社ネットワーク アーキテクチャ担当ディレクタ マーク ギボン博士 (Dr. Mark Gibbon)、Infinera 社 ソリューションおよびテクノロジ担当ディレクタ ジェフ ベネット (Geoff Bennett)、ザイリンクス有線通信担当ディレクタ ジル ガルシア (Gilles Garcia) など
・コンファレンス : 6 月 21 日 (木) 16:20~16:40
「100G ~ 400G 光伝送ネットワークのためのプログラマブル テクノロジ – 本当に価値ある提案は何か?」
システムレベルの性能向上や BOM コストの削減、総消費電力の低減といった通信事業者のニーズに対して、ザイリンクスの 100G ~ 400G OTN 向け All Programmable テクノロジが提供するメリットをザイリンクスのジル ガルシアが解説する。
■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、ハードウェアおよびソフトウェアのプログラマビリティを可
能にするだけでなく、デジタルおよびアナログ ミックスド シグナルの機能の
実装、そしてモノリシックおよびマルチ ダイ 3D IC 双方における新しいレベ
ルのプログラマブル インターコネクトを実現する、従来のデバイスの枠を超
えた All Programmable テクノロジおよびデバイスの世界的なリーディング
プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境およ
び IP と共に提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル
システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい
情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、
Vivado、Zynq、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその
他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、そ
れぞれの所有者に帰属します。